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※テキストはWikipedia より引用しています。
新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、現在ではいろいろな施設で検温しています。非接触型の体温計を利用したりすることもありますが、体温を測定する人も必要となるので、施設によってはあまり現実的な方法だとはいえません。そこで現在いろいろなところでの利用が増えて来ているのが、AIサーマルカメラと呼ばれるものです。このカメラは、撮影された人の温度測定などをすることができるようになっていますが、非接触型の体温計を利用するときのように、誰かが測定する必要はありません。カメラを設置しておき、その前に人に立って貰えば、後は自動で測定してくれるようになっているからです。だから多くの人が集まる場所や病院などでの利用がどんどん増えてきている状態なので、そのカメラを見たことがあるという人も決して少なくはないのではないでしょうか。ただ、実はAIサーマルカメラというのは、前に立った人の体温を測定することができるようになっているだけではありません。あくまでも体温測定はその一つの機能にすぎず、実はそれ以外にもカメラで撮影した映像をAIを活用して解析することができるようになっているからです。また、このカメラを利用すれば、従来から設置されている防犯カメラの映像を利用していろいろと解析することも不可能ではありません。だから、体温測定だけでなく、実は顔認証や密集している状態かどうかなどを判断したりすることができるようになっています。つまり、新型コロナ対策として利用する場合は、検温だけでなく衛生状況がどのようになっているかの判断、さらに高熱だった人の入場の可否の判断も自動でできるようになります。また新型コロナ対策以外であれば、顔認証機能によって、マーケティング対策や職場での勤怠管理など、いろいろな場面で活用することが可能です。そのため、現在ではAIサーマルカメラを扱っているメーカーも増えており、購入やレンタルなどで利用できるようになっています。